アーティスト菊池宏子ブログ

アーティスト 菊池宏子 hiroko kikuchi

初めまして!レジデンス・アーティストの菊池宏子です。

私は長年アメリカを拠点に活動をしていました。東日本大震災を機に東京を拠点に。多岐に渡り、アートを触媒にしたコミュニティづくり、そしてコミュニティエンゲージメントを軸にしたアーティスト活動をして来ています。このブログでは、私の海外での経験について振り返ったり、現在日本での活動など盛り込みながら書き記していけたらと思っています。

 

出会いときっかけ:
代表の原さんとの出会いは、共通の知人の紹介でした。かれこれ3年くらい前になります。「面白いことをやってる女性がいるから、会わせたい!」とのことで、当初は原さんの仕事が全くわからなかったのですが、エンゲージメントという概念の話をしたとき、業種が違えど、同じような志を持ち、本気でアートというものを知りたい・自分の仕事に活かしたいという思いが伝わってきました。その後、「彼女の仕事に対する姿勢、独立した理由、アートに対する思い、そしてFRAME00でどんな世界観をつくりたいのか。」そんな彼女の生き方にとても共感を覚えました。

細かいことは、いづれきちんとブログにも書きたいと思いますが、わたしは、原さんと仕事がしたい、レジデンスとして関わりたい!と思った大きな理由は、彼女が「知らないことを知らないときちんと言える人」だからです。偉そうな口調かもしれませんが、私の専門であるアートという視点をきちんと伝えられる、取り入れてもらえると思い、FRAME00には、私の居場所があると思い、そして、具体的に私の役割が見えた今、本格的にFRAME00の活動に協力したいと思いました。

 

アートって?:
「アート」というと、特定の人が楽しむもの、限られた人しか理解できないもの、もしくは、どうしても特別な人の表現活動というかなり一方的なコミュニケーション方法だと理解されがちですが、冒頭でも触れたように、私はアートを触媒と考えながら、様々な活動をしています。時には、アートをツールとした新たなコミュニケーションを開くような場面をつくったり、実際に人と人との関係を築く環境を作ったりしています。

アートについては、今後詳しく書いていきますが、書きながら思い出したのが、9月半ばに、昨年の六本木アートナイトの企画でご一緒させていただいた小林幸一郎さんが担当しているラジオ番組に出演しました。その際に、「アートって全くわからない!」と語る小林さんがアートの面白さを多く語ってくださっており、その時の番組記録を共有させてください。

「渋谷のラジオ」
「渋谷のラジオ」

小林さんは、NPO法人モンキーマジックの代表であり、『「見えない壁だって、越えられる。」をコンセプトに、フリークライミングを通して、視覚障害者をはじめとする人々の可能性を大きく広げることを目的とし、活動しているNPO法人です。』私の言葉で語るもいいのですが、小林さんやラジオの出演者が、とても人に届くことばで、アートを語ってくださっています。小林さんの活動や彼の生き様は、私が考えるアーティスト像に大変近く、一つのことに誠心誠意時間と体と心を使い続ける小林さんは、とても魅力的です。

[渋谷のラジオ番組記録はこちら]

 

女性であること:
少し唐突ですが、私がアメリカで教育を得たこともあるのですが、最近よく、日本とアメリカの比較として、女性としての働き方、働きづつけることなど、この手の質問を頻繁に受けます。そこで私が昔よく読んだ詩を共有します。1997年、今から20年前に書かれたものですが、今の日本はどこまで変化したのか、してないのか。

 

わたしを束ねないで   新川和江

わたしを束ねないで
あらせいとうの花のように
白い葱のように
束ねないでください 私は稲穂
秋 大地が胸を焦がす
見渡すかぎりの金色の稲穂

わたしを止めないで
標本箱の昆虫のように
高原からきた絵葉書のように
止めないでください わたしは羽ばたき
こやみなく空のひろさをかいさぐっている
目には見えないつばさの音

わたしを注がないで
日常性に薄められた牛乳のように
ぬるい酒のように
注がないでください わたしは海
夜 とほうもなく満ちてくる
苦い潮 ふちのない水

わたしを名付けないで
娘という名 妻という名
重々しい母という名でしつらえた座に
坐りきりにさせないでください わたしは風
りんごの木と
泉のありかを知っている風

わたしを区切らないで
,(コンマ)や.(ピリオド)いつくかの段落
そしておしまいに「さようなら」があったりする手紙のようには
こまめにけりをつけないでください わたしは終わりのない文章
川と同じに
はてしなく流れていく 拡がっていく 一行の詩

アートブランディング

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